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第10章 恋人というのは

ちゅぱちゅぱと音を立てながら乳頭を舐められてゾクゾクする。

気持ちいい…気持ちいいんだけど…。

膣内に入ってるのに動いてくれないことがもどかしくて時折、自分から腰を揺らしてみたけど朔ちゃんは乳頭に夢中で。

「あ…朔ちゃん…」

声をかけると目だけをこちらに向ける。

「動いて…ほしい」

ドキドキしながら言うと、乳頭を舐めるのをやめた朔ちゃんがとろけた顔を寄せてくる。

唇がふれるかふれないかの至近距離でじっと見つめられながら朔ちゃんのモノを動かされると、ぐちゅり…と音がした。

「…ぐちゅぐちゅいってんの、聞こえる？」

目と目が合ったまま、うなずく。

「僕のと…けいちゃんのエッチな液が混ざって…もうナカどっろどろ」

「ん…」

「けいちゃんがかわいすぎて…すぐ出ちゃった」

「…もっと…」

「ん？」

「もっと…出して…」

膣内で徐々に回復してきていたモノがムクムクッと完全復活したのがわかる。

「……言ったね？」

私の言葉にニヤリと悪い顔をする朔ちゃん。
いたずらを思いついたような悪くて色っぽい表情にドキリとする。

「今日は寝かせてあげられないかも」

そう言って私の唇をふさぎながら奥の気持ちいいところをやさしくこすられる。

「んふっ…」

同時に乳頭を撫でられたりつままれたりすれば、快感はあっけなくやってきて。

「んんっ…んっ、んむっ、んんー！」

朔ちゃんに必死に抱きついて体を震わせた。

ちゅぱっと唇が離れて、呼吸がしやすくなる。
それでも快感のせいで呼吸は荒い。
はぁはぁと息を吐きながらビクビクしてる私を愛おしげに見つめながら朔ちゃんは動きを再開させる。

「あっ、待って」

硬いモノを腟内の浅いところまで引いて別の気持ちいいところをこすり上げる。

「だっ、だめっ」

私が首を横に振れば振るほど、朔ちゃんは嬉しそうで。
だめ、いや、などの否定的な言葉を口にすればするほど、その場所をかわいがられる。

「さっ、さくちゃっ、またイッちゃうっ」

「うん、いいよ」

声色はやさしいのに動きはやさしくなくて、グリグリとこすり上げられた。