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Start Over Again
第9章 過去 と 告白
「触ってほしいなって思ったけど、最後までって考えるとやっぱり怖くて…。もうずっと、その…してないから、一度してしまったら止まらなくなるんじゃないかって…」
朔ちゃんはきっと愛情たっぷりに抱いてくれそうだから、簡単にハマッてしまうんじゃないか、と抱かれる前から不安になっていた。
「今日、東さんにおでこを触られて本当に嫌で、気持ち悪くて……やっとわかった。気づかないようにしてたけど…私、朔ちゃんのことが好き…」
「…っ!」
最後まで聞く。と約束したからか目を見開きながらも口を開かない朔ちゃんが可愛い。
「朔ちゃんになら触られたいし、朔ちゃんのこと触りたい。私のこと…彼女にしてくれる?」
そう言って朔ちゃんの頬に軽くキスをするとガバッと抱きしめられた。
「もうっ、もう喋っていいんだよね? えっ、待って。混乱してる。何て言った? もう1回言って!」
「だめ。一度しか言わないって言ったでしょ」
いじわるっぽく言うと体が離れた。
「お願い…。もう一度、言って?」
両頬を手で挟まれて懇願するようにじっと見つめられる。
そんな目で見つめられたら、だめだ。言うしかない。
「…好き」
「え?」
「好きだよ」
「誰を好きなの?」
「ふふ…朔ちゃんが好き……んっ!」
ブチュッと音が鳴りそうなほど勢いよく唇がぶつかってきた。
何度も角度を変えて荒々しくキスされて後ろに倒れそうになり咄嗟に朔ちゃんの腕に掴まると、それに気づいたのか私を抱き上げて太ももの上に座らせた。
「…はぁ…僕も好きだよ。けいちゃん…好きだ…」
舌と舌が激しく絡まり、ぢゅるぢゅると唾液が混ざり合う音に頭がぼんやりとしていく。
気持ちよさに自ら舌を動かすと、朔ちゃんの手がカットソーの裾を掴み、キスをやめることなくたまに唇を離しながら器用にカットソーとブラジャーを脱がされた。
そのままベッドにそっと寝かされ、スカートとショーツも脱がされていき、生まれたままの姿になって恥ずかしがっていると全身をまじまじと見つめられる。
「……可愛い……」
そう言って乳房を揉みながら片方の乳頭にかぶりつき、片方は指先でキュッキュッとつまんだり指の腹でこねてきた。