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第9章 過去 と 告白

「っは！ あっ、あっ、だめっ、いっ、あっ…あああっ！！」

私がいきそうになってるのをわかっても、あっけなくいってしまっても朔ちゃんは動きを止めない。
乳頭から唇を離して、さらに腰の動きを早める。

「…っ…締まる……けいちゃんのナカ…すっごくビクビクしてる…可愛すぎっ…！ 僕も…もうだめだっ…」

激しい快感の余韻から逃げようとなけなしの力を足に込めて体を離そうとする私を朔ちゃんが強く抱きしめる。
そのまま再び唇をふさがれて舌を絡ませながら唾液ごと吸われていく感覚に眩暈がした。

「…っ…ふ……っ……ん……んうっ…！」

息も絶え絶えな声をもらしながら朔ちゃんの体と陰茎がビクビクッ！ と震えた。
水鉄砲かのようにピュピュッと出始めたのを合図に、まるでダムが決壊したかのようにコンドーム内に熱いものが勢いよく吐き出されていく。

「はぁっ…はぁ…うっ…はぁ…はぁ…」

唇を離して肩で息をしながら私をギュウッと強く抱きしめる。
まだ全て吐き出し終えていないのか陰茎と体がビクッ…ビクッ…と小刻みに震えている。
呼吸を整える助けをしたくて背中をさすってあげると、私の肩に顔をうずめていた朔ちゃんが顔を上げてこちらを見た。

「はぁ……けいちゃん…好きだよ。…あっ、今っ…ナカ締めないで…敏感だから…んっ…」

名前を呼ばれて好きだと言われて思わず膣で反応してしまうと朔ちゃんが吐息混じりに反応し、そんな姿にまた反応してしまう…という無限ループ。
それに気づいてくれたのか朔ちゃんが陰茎をゆっくり引き抜く。

「…２回目とは思えん…」

小さい声でそう言ってコンドームを外して処理するとボフッと音を立てて私の横に倒れ込んできた。
そして私の体を横向きになるように引き寄せて微笑む。

「今…めちゃくちゃ幸せ。幸せすぎて…死にそう」

「…なにそれ」

だいぶ落ち着いてきた私がクスクス笑うと朔ちゃんが頬を撫でてきた。

「すごく気持ち良かった…けいちゃんはどうだった？」

「え……き…もちかった…です」

「それなら良かった。…ちなみにどこがどんな風に気持ち…んむっ」

聞きたがりな朔ちゃんの唇をふさぎ、カプッと甘噛みしてすぐに離す。
突然唇を奪われたことに動揺したのか指で唇に触れたまま何も言わない朔ちゃんに笑いながら、ぎゅうっと抱きつく。