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幼なじみとしたいコト
第2章 と
何度か自分でさわったこともあるけど、それなりの気持ちよさしかまだ知らなくて、こんなに体がビクッとしたことなんてない。
「……秋ちゃん、自分でしたことあるの?」
「え……うん、何度か……」
「……指を入れたことは?」
「ない……自分ではちょっと怖くて……」
「そっか……じゃ、ムリしないでね……」
切なげな顔をしながら体を起こした春希は、私の目の前にあぐらをかいて割れ目あたりを凝視する。
先から溢れ出た透明のものをソレ全体にまとわりつけて慣れた様子で手を動かしている。
春希……慣れてる。
興味ないって顔して、ひとりでするの慣れてるって……めちゃくちゃエッチだ。
春希の自慰に興奮した私は、濡れた割れ目に指を持っていき溢れた愛液を指先ですくって陰核へ。
くるくると円を描くように撫でるだけで気持ちいい。
「……あっ……」
思わず声がもれて、ハッとして手で口元を隠す。
変な声を聞かれて恥ずかしい……と思いながら窺うように春希を見ると、眉根を寄せて余裕のない顔をしていた。
かわいい顔から……男の顔になってる。
春希のまたもや初めて見る顔に、下腹部がキュンと反応した気がした。
なんだか、自分でさわってるだけじゃ物足りない。
そう思ったときには手を伸ばして春希の左手を掴んでいた。
「……秋ちゃん?」
「春希……あの……」
「どうしたの? 怖い?」
「ううん……怖くない。そうじゃなくて……指を……借してほしくて……」
「……」
春希の左手の人差し指を割れ目のほうへ誘導し、
「春希の指……ココに、入れてほしい……」
かろうじて聞こえるだろう声でつぶやくと、春希は目を見開いた。
「…………ちょ……っと待って。え、入れ……えっ、僕の指…………いいの!?」
混乱している様子の春希にコクコクとうなずく。
しばらく黙ったあと自分の左手を確認した春希は、
「ちょっ、ちょっと待ってて!!」
と言ってベッドから飛び起き、下半身丸出しのまま部屋の隅にある勉強机へと向かった。