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幼なじみとしたいコト
第3章 したいコト
は? という表情の春希を強引に立たせて、ドアのほうへ連れていく。
春希も抵抗はするものの、背も大きくて力も強い旬くんにはムダなこと。
「なんだよこれっ、外せよ!」
「おとなしくして。暴れるとケガするよ」
そう言って手錠に紐を通して、その紐をドアノブに繋ぐ。
ものの数十秒で春希は拘束されてしまった。
一部始終を目にしていた私は、振り返ってこちらを見た旬くんにイヤな予感がして本能的に後ずさる。
だけど背中には冷たい壁があるだけで逃げ場がない。
旬くんがベッドに近づいてくる。
「こっ、こないで!!」
「秋ちゃんに近づくな!!」
叫びもむなしく、腕を掴まれる。
あっ、と思ったときにはベッドに倒されていた。
「や、やだ、やめて……あっ」
首筋を舐められて声が出た。
「へぇ、いい声出るじゃん」
「旬くん! 何でもするからっ、秋ちゃんだけはやめて!」
「んー? どーしよっかなぁ……」
服の上から胸を揉まれて声を我慢するために唇を噛み、太ももを撫でられたら鳥肌が立った。
「ふーん、声我慢するんだ?」
やだ、やだやだやだ、気持ち悪い、気持ち悪い!
「やめて! 春希じゃなきゃやだ!! ほんっと気持ち悪い!」
旬くんの手がピタリと止まる。
「……春希にさわられたときは気持ち悪くなかった?」
「え……う、うん」
「で、俺がさわると気持ち悪い、と」
「うん」
「春希のこと好きなの?」
「……た、たぶん」
「たぶん? ふざけてんなら犯すよ」
ショーツの上から陰核をグニグニとさわられて慌てて旬くんの指を掴む。
「やだ! 私にさわっていいのは春希だけなの!」
「……はぁ~~アホらしっ」
旬くんがため息を吐いて体を起こす。
「秋良。それって、春希のこと好きってことでしょ」
「え……」
「はよ自覚しろ! じれったくて仕方ねぇ!」
ベッドから立ち上がった旬くんが春希の拘束を解く。
「春希……まぁ、がんばれよ。手荒なことして悪かったな、帰るわ」
春希の頭をわしゃわしゃ撫でて旬くんはあっさりと部屋を出ていった。