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第2章 2

洋斗君の顔が上がる。
大きく息を吐いた。
穏やかな顔に戻ってる。
そしてすぐに、いたずらを見つけられた子どものような、照れた苦笑いに変わった。
「すごい気持ちよかった……こんなの初めて……」
まだ肩で息をしてる。
見つめる。
真顔になった。
「俺のこんなとこ見せたの楓ちゃんだけだよ……好きだよ……楓ちゃん……もう離れられない……」
えっ……なに？　
私の目尻からなにかがこぼれる。
涙？
「楓ちゃん……好きだよ……」