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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第26章 白い海
「いけないっ・・せ、洗濯物が・・・」

玄関で靴を履き飛び出していくと、啓介もリビングから直接出て裸足のまま追いかけて手伝っている。

大急ぎで洗濯物を取り込み、二、三回往復しながらリビングの窓からほうり込んでいく。
ようやくその作業を終えた時には、二人はずぶ濡れになっていた。
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