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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第40章 誓い
舌を絡ませ、幸せな時間を漂っている。
男が唇をウナジに這わせると、女はその顔を押さえるように声を出した。

「あんっ・・ダ、ダメ・・・
コーヒーが冷めちゃう」

男は未練気に女を放すと、
その言葉に素直に従った。
苦笑いしながら、コーヒーを口に含むと大袈裟な声を出した。

「あー・・・やっぱ恵の入れてくれたコーヒーが、いっちゃん美味いわぁ」

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