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永眠を捨てた青少年
第2章 2
 小霧は狂ったように頭を激しく振った。
 取り返しのつかないことをしてしまった。
 しずはもう、二度と、戻らない。

 一緒に、なりたかった。
 一緒に、なれなかった。
 自らの手で断ち切ってしまった。

 小霧は、絶叫し続けた。
 目の前にあることが、一体何を意味しているのか、見ているこれは何なのか、今自分はどこにいるのか、なぜここで絶叫しているのか——
 分からないことだらけじゃないか。
 分からないということしか、分からないじゃないか。

 小霧は右腕と、手首のない左腕とでしずを抱きしめた。
 ただ、一緒になりたかっただけなのに。
 このまま一緒になってしまいたい。
 溶けあって、混ざりあって、そのまま永遠に一体になってしまいたい。
 ずっと一緒に。
 一緒に。
 一緒に。
 一緒に。
 一緒に。
 一緒に。
 一緒に。
 一緒に。
 一緒に。
 一緒に。
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