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永眠を捨てた青少年
第1章 1
「……家では……できないんです、家族がいるから」
「自分の部屋でもいいしどこか別の場所でもいいし……家族の目なんて簡単に盗めるでしょう? それとも、ひと部屋イコール家屋のような、ほったて小屋にでも住んでいるんですか?」
「そんなことはありませんけど……」
「でしょうね。この浴衣、いい品ですからね。貧乏暮らしじゃない」
「……ずっと見張られているので」
「それはそれはお気の毒に」
 男性はそう言うと再び女性に向き直った。

「どうして自殺を?」
「……きっとまた生き返るから」
 女性のその言葉に、男性の顔はやや真剣な顔つきになった。
「本気で言ってます?」
「……私、二回目なんです」
「首吊るのが?」
「人生が」
 男性は女性の顔をまじまじと見た。
「……おっしゃる意味が割と分からないのですが」
 女性は言葉を返そうとして、そのままだまってしまった。
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