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永眠を捨てた青少年
第3章 3
「雀之丞、一旦まいちゃって、適当なところで僕を降ろしてくださいな」
雀之丞は前を向いたままうなずいた。
小霧は伸ばしていた腕を下ろし、スーツの衿を両手で整えた。
「直接ご用件を伺いましょうかね」
※ ※ ※
しずは、屋敷の風呂場にある脱衣所で、シャワーを浴びたばかりの体を拭いていた。
小霧が急用で部屋を出ていったあと——下着のみならずワンピースの寝間着にまで、自らの秘部から漏らしたものが染み出ていることに気づき、しずはあわててしまった。
恥ずかしさのあまりそれをごまかすために、誤ってこぼしたように装おうと、椅子に座ってティーポットに残っているお茶をすべて下腹周りにかけた。
ごめんなさいと心の中で何度も叫びながら、尻の方まで濡らそうとして、椅子までびっしょりにしてしまった。
漫画みたいなやり方だと自分でも呆れたが、一方で——
それだけ身体が応えてくれたことが、しずにはうれしくもあった。
しかしそんな自分にまた恥ずかしくなり、そして自分に呆れた。
しずは着替えを頼もうと胡珀を呼んだが、どうせなら軽くシャワーでも浴びてもう一度体を洗ったらどうか、という彼女の勧めに従った。
雀之丞は前を向いたままうなずいた。
小霧は伸ばしていた腕を下ろし、スーツの衿を両手で整えた。
「直接ご用件を伺いましょうかね」
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しずは、屋敷の風呂場にある脱衣所で、シャワーを浴びたばかりの体を拭いていた。
小霧が急用で部屋を出ていったあと——下着のみならずワンピースの寝間着にまで、自らの秘部から漏らしたものが染み出ていることに気づき、しずはあわててしまった。
恥ずかしさのあまりそれをごまかすために、誤ってこぼしたように装おうと、椅子に座ってティーポットに残っているお茶をすべて下腹周りにかけた。
ごめんなさいと心の中で何度も叫びながら、尻の方まで濡らそうとして、椅子までびっしょりにしてしまった。
漫画みたいなやり方だと自分でも呆れたが、一方で——
それだけ身体が応えてくれたことが、しずにはうれしくもあった。
しかしそんな自分にまた恥ずかしくなり、そして自分に呆れた。
しずは着替えを頼もうと胡珀を呼んだが、どうせなら軽くシャワーでも浴びてもう一度体を洗ったらどうか、という彼女の勧めに従った。