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永眠を捨てた青少年
第3章 3
 数日の間、おだやかにここで過ごすことができて、あわよくばそれがずっと続くことを期待していた。
 しかし、やはり禍須賀は簡単には引き下がらなかった。

 心のどこかで、こうやって強引にやってくるのではというおびえはあった。
 小霧がいない時を狙ってやってきたに違いない。
 数日何もなかったのは、しずの居場所を突き止めるのに時間がかかっていただけなのだろう。

 またこの禍須賀に、身体をもてあそばれる日々に戻るのか。
 しかし、しずの中で大きいのはそれを嫌悪する気持ちより、小霧と離れたくないという気持ちの方だった。

 ——いやだ……
 ——いやだ……
 ——いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ……!!

 その時、大きな銃声が響いた。

 しずがすぐさま後ろを振り向く。
 しずを抱えて連れ出した男が前のめりに地面に倒れ、動かなくなった。

 銃声がさらに一発。
 部屋に侵入してきたもう一人の男も倒れる。
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