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永眠を捨てた青少年
第3章 3
 小霧が動きを止めると、龍玄は持っていた刀を離して足元に落とした。そしてしずの後ろに立ち、左腕をしずの首に引っかけるようにして押さえつける。

 しずは猿ぐつわをされている口から、言葉にならないうめき声を上げた。
「やえ……へ……くああい……や……やえへ……!」
 龍玄の右手が薄手のワンピースの上からしずの体を下の方へと這い、下半身の裾をゆっくりと上げていく。

 しずは無駄だと分かっていながらも、縛られている後ろ手を必死に動かした。そして小霧を見た。
 小霧は怒りに満ちた表情を龍玄に向けている。

 ——いやだ……
 ——こんなところでこんなの……
 ——小霧さまに見られたくない……っ!

 そんなしずの気持ちを見透かしているかのように、龍玄はしずに語りかけた。
「そうだったかシズク……お前の中身が本当にしずだったとはなあ……結局、お前は昔も今も、俺に身体をもてあそばれる運命にあったということだな。感慨深いと思わないか? 思わないだろうな、でも俺は思ってる」

 しずのワンピースは下腹までまくり上げられ、ショーツがあらわになる。
 必死にしずが足を閉じても、龍玄の右手がそれを無理やりこじ開け、内ももをその太った肉がついた手でまさぐられる。
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