この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
永眠を捨てた青少年
第3章 3
「貴様が傷を治すひまもなく俺の手ではねてやる……! 今度は左手ではない、首をだ!」

 龍玄の顔が——みるみる締まって、別人に変化していく。
 同様に、肥満気味だった体も凝縮し、スーツの上からでも分かるほどの筋肉隆々の形状に締まっていった。

 間近で刀を受けている小霧の目に映ったものは——
 まぎれもなく、かつての龍玄の姿だった。

「俺を剣術で一度も負かすことのできなかった者が……調子に乗るでない……!」
 小霧の両足の裏は床についたままだが、龍玄の力に押されてどんどん滑って後退していく。
「小霧……こんな体たらくで俺を斬るなど笑止千万。本当に二百年を無為に過ごしていたんだな貴様は」

 小霧の背中が壁に触れた。
 もう後退できる場所はない。
「刀での勝負はまたもや俺の勝ちだ小霧!」

 小霧は右手だけを刀の柄から離し、すばやく懐に入れた。
 次の瞬間。
 破裂音とともに龍玄の体はその場にうずくまった。
/193ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ