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永眠を捨てた青少年
第3章 3
 しずは小霧のかけ布団を少しめくると、雀之丞がやっていた通りに小霧の浴衣の前合わせをゆっくり開いた。
 まだ、傷はくっきりと残っている。血は出ていないが、完全にはふさがりきっていない。
 やはり傷が大きいと戻るのにも時間がかかるのだろうか。

 しずはかがんで顔をその傷に近づけて、四つん這いのような格好になった。
 口を小さく開き、舌を伸ばし、傷にそって這わせていく。
 口の中に小霧の匂いが広がり、頭がふわっとしてくる。
 それが、心地いい。
 しずは舌をゆっくりと動かし続けた。

「まだちょっと痛い」
「ひゃあっ!」
 突然の小霧の声に、しずは変な声をあげてしまった。
 しずはあわてて起き上がりベッドから離れようとした。
 小霧がその腕をがっしりとつかんで引っ張る。
 しずはバランスを崩して小霧の上に覆いかぶさるように乗っかった。
 互いの顔が間近にある。
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