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永眠を捨てた青少年
第3章 3
小霧は上半身を起こし、ヘッドボードに背中をもたれさせた。
しずは少し遠慮気味に、ゆっくりとベッドの上に乗る。
小霧は足を開くとしずの両手をつかんで強引に引き寄せ、しずを後ろ向きにした。そして小霧自身の胸にしずの背中をもたれさせる姿勢で座らせた。
しずの背中に、小霧の胸板の感触が直接伝わってくる。
「……私の体の方が、少し大人になっちゃいましたね」
「だから?」小霧はそう言いながら、後ろから両手を回して、しずの乳房を包み込んだ。
それだけで、しずの全身にうれしさのあまり甘いしびれが駆け抜ける。
しずは首を下げ、乳房を包む小霧の手を見つめた。
指が細長くきれいで、それでいて甲には血管の浮かぶ力強い手だ。
しずは自分の脈が上がっていくのが分かった。
「……やっと……もう一度心底失いたくないものを手に入れました」
小霧はそう言いながら、鼻先でしずの髪をかき分け、隠れていた耳たぶを軽く噛んだ。
「あ……」
しずの口から勝手に小さな声がもれ出す。
耳を刺激してくる感触と、その音と、小霧の息づかいが、ひとまとめの甘美な波となって一気に首筋から胴体へと広がっていく。
しずは少し遠慮気味に、ゆっくりとベッドの上に乗る。
小霧は足を開くとしずの両手をつかんで強引に引き寄せ、しずを後ろ向きにした。そして小霧自身の胸にしずの背中をもたれさせる姿勢で座らせた。
しずの背中に、小霧の胸板の感触が直接伝わってくる。
「……私の体の方が、少し大人になっちゃいましたね」
「だから?」小霧はそう言いながら、後ろから両手を回して、しずの乳房を包み込んだ。
それだけで、しずの全身にうれしさのあまり甘いしびれが駆け抜ける。
しずは首を下げ、乳房を包む小霧の手を見つめた。
指が細長くきれいで、それでいて甲には血管の浮かぶ力強い手だ。
しずは自分の脈が上がっていくのが分かった。
「……やっと……もう一度心底失いたくないものを手に入れました」
小霧はそう言いながら、鼻先でしずの髪をかき分け、隠れていた耳たぶを軽く噛んだ。
「あ……」
しずの口から勝手に小さな声がもれ出す。
耳を刺激してくる感触と、その音と、小霧の息づかいが、ひとまとめの甘美な波となって一気に首筋から胴体へと広がっていく。