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永眠を捨てた青少年
第1章 1
尻穴にもディルドが埋まっている。だがこちらは馬の背中に固定されておらず、後ろ側には長い毛の束が垂れ下がっている。妙にリアルな馬の尻尾はこの毛束だった。
腹の奥を押し広げられる刺激に、シズクの身体が勝手にうねり続ける。
うねれば、馬は支柱のバネが動いて全体が揺れる。
揺れれば、埋まっているディルドが動く。
その刺激でまた身体がうねる——その繰り返しだった。
口に噛まされたボールギャグのすき間から、だらしなく唾液が垂れ落ちる。声で何かを訴えたところで、まともな言葉にもならない。
もとより、声など上げる気はない。
シズクには逆らう気力も、その気も、ない。
いつもと同じ、長い時間が続くだけ——
それくらいのことしか頭には浮かんでこない。
上下左右すべてがコンクリートでできている部屋は、窓は一切なく、代わりに壁一面には淫猥な器具などがびっしりと並んでいる。
天井に照明はあるものの、弱い黄色の光が灯っているのみで薄暗い。
少し離れた位置に置かれた、ひとりがけの真紅に染まったベルベットのソファに、バスローブ姿の禍須賀が深く体を沈めて座っている。
腹の奥を押し広げられる刺激に、シズクの身体が勝手にうねり続ける。
うねれば、馬は支柱のバネが動いて全体が揺れる。
揺れれば、埋まっているディルドが動く。
その刺激でまた身体がうねる——その繰り返しだった。
口に噛まされたボールギャグのすき間から、だらしなく唾液が垂れ落ちる。声で何かを訴えたところで、まともな言葉にもならない。
もとより、声など上げる気はない。
シズクには逆らう気力も、その気も、ない。
いつもと同じ、長い時間が続くだけ——
それくらいのことしか頭には浮かんでこない。
上下左右すべてがコンクリートでできている部屋は、窓は一切なく、代わりに壁一面には淫猥な器具などがびっしりと並んでいる。
天井に照明はあるものの、弱い黄色の光が灯っているのみで薄暗い。
少し離れた位置に置かれた、ひとりがけの真紅に染まったベルベットのソファに、バスローブ姿の禍須賀が深く体を沈めて座っている。