この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
永眠を捨てた青少年
第1章 1
「……暇なのに私、二日も放ったらかしにされたんですか?」
「これは手厳しい」
サトウはシズクから視線を外すと、もう一本みたらし団子を食べ始めた。
「あの……私はあなたの暇つぶしにしかなれない……のですか……? 遊び相手でしか……」
サトウが団子を飲み込んで言う。
「不満ですか?」
「はい」
「即答って……どのみち僕は誰に対しても本気になれない男なので」
「そんなのウソです」
「本当だから仕方がないんです」
「そんな人いないと思います」
「言い切るなぁ……」
サトウは少し深刻な顔を見せて天井を見た。そしてまた顔を戻し、シズクに目を向けて言った。
「……どうせ一緒には死ねないんですよ」
「どういうことですか?」
「これは手厳しい」
サトウはシズクから視線を外すと、もう一本みたらし団子を食べ始めた。
「あの……私はあなたの暇つぶしにしかなれない……のですか……? 遊び相手でしか……」
サトウが団子を飲み込んで言う。
「不満ですか?」
「はい」
「即答って……どのみち僕は誰に対しても本気になれない男なので」
「そんなのウソです」
「本当だから仕方がないんです」
「そんな人いないと思います」
「言い切るなぁ……」
サトウは少し深刻な顔を見せて天井を見た。そしてまた顔を戻し、シズクに目を向けて言った。
「……どうせ一緒には死ねないんですよ」
「どういうことですか?」