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永眠を捨てた青少年
第2章 2
しずはもう体のどこがどう苦しいのか、はっきりとしなくなっていた。
——どうして——
——こんな目に遭わなければならないのだろう——?
——どうして——
——そうだ。
——小霧さまを守るためだった。
今——そのために耐え忍んでいるのだ。
駆け落ちは小霧に無理強いされたわけではない。
何度も話をして、熟考して。
そして、もしものことがあっても受け入れると覚悟を決めたのは——
——私自身だ。
女の覚悟だ。
何をされても、構わない——
——覚悟の結果なら、むしろ幸せだと思って受け入れてしまえば、いい……。
何度かしずが体を激しく揺さぶられていると、分銅の重さに耐えかねて胸の突起から菜箸が弾かれるように外れた。
突起を襲う痛みにしずは思わず絶叫した。
同時に、下腹の奥に——
熱く蠢く何かが大量に流れ込んできた。
——どうして——
——こんな目に遭わなければならないのだろう——?
——どうして——
——そうだ。
——小霧さまを守るためだった。
今——そのために耐え忍んでいるのだ。
駆け落ちは小霧に無理強いされたわけではない。
何度も話をして、熟考して。
そして、もしものことがあっても受け入れると覚悟を決めたのは——
——私自身だ。
女の覚悟だ。
何をされても、構わない——
——覚悟の結果なら、むしろ幸せだと思って受け入れてしまえば、いい……。
何度かしずが体を激しく揺さぶられていると、分銅の重さに耐えかねて胸の突起から菜箸が弾かれるように外れた。
突起を襲う痛みにしずは思わず絶叫した。
同時に、下腹の奥に——
熱く蠢く何かが大量に流れ込んできた。