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健康診断1泊2日コース~検体はこちらで採取いたします~
第2章 1日目
肛門に綿棒のようなものが入る。
お尻に力が入ってしまう。
「もっと力抜いてくださいね。サンプルがとれなくなってしまいますよ。そうなったら今度は浣腸ですよ。」
「・・・!!」
意識して力を抜く。
綿棒がさらに奥まで入ってくる。
あぁ、屈辱的。
「ありがとうございます。これで検便も終わりです。あとは膣液採取できれば今日は終了ですよ。」
「えっ。なん・・・。」
「なんで、ですか?そりゃそうでしょう。不感症の治療ですから、膣液の性状も大事な情報です。大丈夫ですよ。痛いことはしませんし、すぐに終わりますから。はい。力抜いてくださいね。」
こちらの意見は聞いてくれない。
もう慣れてきた。
にゅるっと何かを感じた。
痛くはない。
細い何かが入っている。
いつぶりだろう、膣で何かを感じる感覚。
イクという感覚はまだわからない。
でも、今日はいつもと少し違う感じがした。
下腹部から下に感じた違和感がわずかに満たされる。
その感情を認識すると、少しだけ下腹部に力が入るのがわかった。
風船・・・?
そんなようなものを感じた
「ちょっと動かします」
ゆっくり、ゆっくり動かしているのがわかる。
膣の中でつるつるした風船を感じる。
だいぶ細い。
でも気持ちいいかもしれない。
時折おしっこの管も揺られて、ふわふわしてくる。
「ありがとうございます。これでほしいサンプルはすべて採取できました。」
風船が抜かれた。
もう少し、と思ったが言えなかった。
「(あの感覚は何だったんだろう・・・)」
「疲れたでしょう?いろいろなサンプルを取りましたからね。でもこれでいい治療法が考えれそうです。」
足の拘束が解かれていく。
腕の拘束も解かれたが、点滴2本はしたままだ。
おしっこの管も入ったまま。
最後に目隠しを外された。
まぶしい。
一柳と香川に手伝ってもらいながら体を起こす。
「どうぞ」
化粧落としと新しいガウンが渡された。
たくさん泣いたので化粧はぐちゃぐちゃだろう。
顔は直視できなかったが、匂いで一柳が渡してくれたのがわかった。
後ろを向いて着替える。
診察台を見ると、かなり広範囲に床まで濡れていた。
尿臭も残っている。
・・・さっきのふわふわした感じは何だったんだろう?
だが、頭がぼーっとしてそれ以上のことは考えられなかった。
お尻に力が入ってしまう。
「もっと力抜いてくださいね。サンプルがとれなくなってしまいますよ。そうなったら今度は浣腸ですよ。」
「・・・!!」
意識して力を抜く。
綿棒がさらに奥まで入ってくる。
あぁ、屈辱的。
「ありがとうございます。これで検便も終わりです。あとは膣液採取できれば今日は終了ですよ。」
「えっ。なん・・・。」
「なんで、ですか?そりゃそうでしょう。不感症の治療ですから、膣液の性状も大事な情報です。大丈夫ですよ。痛いことはしませんし、すぐに終わりますから。はい。力抜いてくださいね。」
こちらの意見は聞いてくれない。
もう慣れてきた。
にゅるっと何かを感じた。
痛くはない。
細い何かが入っている。
いつぶりだろう、膣で何かを感じる感覚。
イクという感覚はまだわからない。
でも、今日はいつもと少し違う感じがした。
下腹部から下に感じた違和感がわずかに満たされる。
その感情を認識すると、少しだけ下腹部に力が入るのがわかった。
風船・・・?
そんなようなものを感じた
「ちょっと動かします」
ゆっくり、ゆっくり動かしているのがわかる。
膣の中でつるつるした風船を感じる。
だいぶ細い。
でも気持ちいいかもしれない。
時折おしっこの管も揺られて、ふわふわしてくる。
「ありがとうございます。これでほしいサンプルはすべて採取できました。」
風船が抜かれた。
もう少し、と思ったが言えなかった。
「(あの感覚は何だったんだろう・・・)」
「疲れたでしょう?いろいろなサンプルを取りましたからね。でもこれでいい治療法が考えれそうです。」
足の拘束が解かれていく。
腕の拘束も解かれたが、点滴2本はしたままだ。
おしっこの管も入ったまま。
最後に目隠しを外された。
まぶしい。
一柳と香川に手伝ってもらいながら体を起こす。
「どうぞ」
化粧落としと新しいガウンが渡された。
たくさん泣いたので化粧はぐちゃぐちゃだろう。
顔は直視できなかったが、匂いで一柳が渡してくれたのがわかった。
後ろを向いて着替える。
診察台を見ると、かなり広範囲に床まで濡れていた。
尿臭も残っている。
・・・さっきのふわふわした感じは何だったんだろう?
だが、頭がぼーっとしてそれ以上のことは考えられなかった。