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健康診断1泊2日コース~検体はこちらで採取いたします~
第3章 2日目
「京華さんは不感症です。これは間違いありません。ただ、そんなに重度というわけでもなさそうです。昨日の刺激で様々な反応が得られたので、少し強い刺激を与えて、眠っている性感を起こしてあげるのがいいと思います。あと、それとは別に、京華さんは感情を自分の中に留めておく傾向があるように思いました。失礼ですが、今まで人前で泣いたり大声で笑ったりしたことはありますか?」

一柳の真剣な質問に京華も真剣に考える。

「・・・いえ。」
あ。そうだ。昨日もそんなことが頭をよぎった。

「あまり感情を出してこなかったですか?」

「はい。昨日思ったんですけど、嫌なことや辛いことがあると不貞腐れたりお酒に走ったりしてました。」

「そうですか。昨日私が「感情にブレーキをかけてはいけない」と言ったのを覚えていますか?昨日までの京華さんは、自分の感情に蓋をして、自分の感情を押し殺して社会に溶け込もうとしているような感じです。昨日、京華さんは恥ずかしくて大声で泣いていましたね?あぁいうことです。「泣きたい」「辛い」「苦しい」「楽しい」その時の京華さんの気持ちをそのまま出せばいいのです。自分の感情を自覚することは性感に関わらず生きていく上で大切なことですからね。」

「・・・はい。でも、周りに変に思われてないか気になって・・・」

「そうですよね。最初はみんなそうです。でも、少しづつでいいので「感情を表出する」練習をしてみてください。きっと変わっていくと思います。今日の治療でもお手伝いできると思いますので、一緒に頑張りましょう。」

「はい・・・。」
京華は疑心暗鬼だった。
今までの24年間を甘く見ないで。
「感情の表出」と言われてもそんなすぐにできるわけがない。
どうやってやるの?
そもそもそれは生きていくのにそんなに大切?
そして、今日の治療で手伝う、とはどういう意味なの?

「では、今日の治療内容について説明します。重度ではない、とはいえ不感症ですからね。先ほども言った通り、強い刺激で性感を呼び起こすことが一番だと思います。本当は年単位で治療していくのが理想的なんですが、1泊2日コースでお申込みいただいているので今日しか治療できません。なので、ちょっと乱暴な方法にはなりますが、機械を使って治療をします。」

「機械・・・ですか?」
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