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健康診断1泊2日コース~検体はこちらで採取いたします~
第2章 1日目
「藤原様、ありがとうございます。紹介します。こちら、今回藤原様の担当をいたします、一柳と香川でございます。」
受付嬢が言った。
一柳と一瞬目が合っただけだが、聞き逃しそうになってしまった。
不覚だ。
普段は仕事をして同時に2人から話しかけられてもちゃんと要件は頭に入るのに。
一柳「こんにちは。藤原様の担当いたします、一柳斗真です。よろしくお願いします。こちらは香川怜、僕の手伝いをお願いしました。」
香川「よろしくお願いします。」
一柳が握手を求めてきた。
「よろしくお願いします。」と返事をしながら手を差し出す。
細くて長いきれいな指。女性の手かと錯覚するほどだ。
それにしても二人ともイケメンだ。
イケメンたちの胸元を見ると「医師 一柳斗真」「医師助手 香川怜」とあった。
世の中にこんな非の打ちどころのない人がいるとは。
京華は「この人たちが担当でよかった」と内心喜び、ちゃんとヘアメイクしてきてよかった、と心底思った。
一柳「それでは、検査室へ案内します。ついてきてくださいね。」
最近気づいたが、京華は白衣フェチだった。
妄想で職場で気になる人に白衣を着せてみたり、病院で診察してくれた医者が頭から離れなかったり。
「なんで白衣を着るだけでどんな人でもかっこよく見えるんだろう。白衣ってそういう力を秘めてるよね。」
そんな京華の前をイケメン医師が歩いている。一柳の後ろ姿に京華はうっとりしていた。
「緊張されてますか?ご気分悪くないですか?」
急な問いかけだったが、一柳がこちらを振り向く寸前に何もなかったかのような顔を装った。
「緊張はしていますけど、大丈夫です。」
「そうですよね。緊張しますよね。最初は皆さんおっしゃいますよ。でも、帰るころにはスッキリしたお顔になられます。藤原さんの治療を全力で行いますので、気兼ねなく何でも言ってくださいね。」
「あの、検査とか治療って、どんなことするんですか?」
受付嬢が言った。
一柳と一瞬目が合っただけだが、聞き逃しそうになってしまった。
不覚だ。
普段は仕事をして同時に2人から話しかけられてもちゃんと要件は頭に入るのに。
一柳「こんにちは。藤原様の担当いたします、一柳斗真です。よろしくお願いします。こちらは香川怜、僕の手伝いをお願いしました。」
香川「よろしくお願いします。」
一柳が握手を求めてきた。
「よろしくお願いします。」と返事をしながら手を差し出す。
細くて長いきれいな指。女性の手かと錯覚するほどだ。
それにしても二人ともイケメンだ。
イケメンたちの胸元を見ると「医師 一柳斗真」「医師助手 香川怜」とあった。
世の中にこんな非の打ちどころのない人がいるとは。
京華は「この人たちが担当でよかった」と内心喜び、ちゃんとヘアメイクしてきてよかった、と心底思った。
一柳「それでは、検査室へ案内します。ついてきてくださいね。」
最近気づいたが、京華は白衣フェチだった。
妄想で職場で気になる人に白衣を着せてみたり、病院で診察してくれた医者が頭から離れなかったり。
「なんで白衣を着るだけでどんな人でもかっこよく見えるんだろう。白衣ってそういう力を秘めてるよね。」
そんな京華の前をイケメン医師が歩いている。一柳の後ろ姿に京華はうっとりしていた。
「緊張されてますか?ご気分悪くないですか?」
急な問いかけだったが、一柳がこちらを振り向く寸前に何もなかったかのような顔を装った。
「緊張はしていますけど、大丈夫です。」
「そうですよね。緊張しますよね。最初は皆さんおっしゃいますよ。でも、帰るころにはスッキリしたお顔になられます。藤原さんの治療を全力で行いますので、気兼ねなく何でも言ってくださいね。」
「あの、検査とか治療って、どんなことするんですか?」