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健康診断1泊2日コース~検体はこちらで採取いたします~
第2章 1日目
「はじめは普通の健康診断ですよ。問診・身長・体重・血圧・採血・検尿とかですね。それを基準値としてデータをとり、その後さまざまな刺激を与えながら基準値と比較していきます。」

(「さまざまな刺激」・・・?)聞きたいが聞けない。

「気になりますよね。何をされるのか?って思いますよね。大丈夫、それが普通ですよ。いきなり何かを入れる、痛いことされる、なんてことはありませんので安心してください。まずは連続して血圧が計測できるようにします。その状態で視覚や聴覚から刺激を与え、必要があればサンプルを採取します。あとは明日の準備をしたら今日は終わりですよ。」

「そうなんですね。」

「何か気になることがあれば、いつでもおっしゃっていただければお答えします。僕と香川が担当としていますので、検査中や治療中に一人になることはありません。ご安心ください。」
歩く速度をゆっくりにして、こちらを見ながら丁寧に説明してくれた。
ただ、その茶色みがかった瞳は直接見れなかった。

不安、安堵、緊張、安心、いろいろな感情が入り交ざり、京華は早くもキャパオーバーになりそうだった。
しかし、聞けずにいたことを答えてくれた一柳に対して京華が好感を持ったことは明らかであった。



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「検査室」と書かれた部屋が見えてきた。
思っていたよりもとても広かった。
体育館ほどはありそうな真っ白な空間だが、一つ一つの部屋は6畳くらいで小さい。
奥行きがあって確認できないが、見える範囲では小部屋が何部屋かありそうだ。
他にも検査している人がいるんだろうな。そう思いながら一柳の後ろをついていった。

「こちらになります。どうぞ。」

他の部屋と同じような部屋だった。半個室の部屋。
だが、どこか慣れない雰囲気がある。
入口と反対側に、スタッフの出入り口だろう、別の入口がある。ドアはない。
クリニックや病院でみられるような、スタッフが横移動しやすいような構造になっているのだろう。
部屋の中心には診察台があった。
よくあるサイズの狭い診察台で、人ひとりが横になるのでギリギリの大きさだ。
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