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レスさんとシンママちゃん【完結】
第2章 逆セクハラ対セクハラ合戦
「……ちょっとさぁ、距離を置いたほうがいいんじゃないかな、と思い始めてんだよね……」



「え? 当分会わないってこと?」



「うん……、私が近くにいるのが、余計に彼をダメにしているような気がするのよ…

 だから数ヶ月、会わないほうが彼は彼でなんとかやってくれるんじゃないかと……」



どうなんでしょうね?


突き放すほうが良い場合もあれば、逆効果になる場合もありそうです



なんとも良いアドバイスが出ません



でも同じ男同士からしたら、彼氏さんの事を考えてそばに居てあげてほしいところ……



ただ、彼氏さんが仕事を辞めてくるのは今回に限ったことではないらしく、たいてい長続きしないのだそうだ


40歳手前でそれもタイヘンだな……



いや、婚期を考えるとアキさんもあとがないから焦っているのかもしれない



ちょっとした絶望感のなかにアキさんはさまよっている


それも数年間……


「もう、なんか色々ヤダなぁーーッッ!」



アキさんはぼくの指を握ってぶんぶん上下に振り始めた



アキさんの小さな手


細い指


ぼくより少し冷たい



そのまま指を握り合わせたまま、会話を続けていた



肩に触れていたとき同様に、ちょっとした接触に意識してしまう



でも話してる内容はなかなか重い



ドキドキとトキメクような内容ではない



「ジロウくんは今の仕事、何年?」


話題はぼくのほうに変わっていった



「社会人になってからだから……15年?
 ハタチからだから……

 あ、でもずぅっとじゃないよ!いちど会社が傾きかけたときに辞めたから…」


「それで? また同じ会社に戻ってきたの?
 そんな事ある?」



「気に入ってくれる上司がひとり居たからね、戻ってこい!て言われた」


「ふぅーん、彼氏もそれぐらい続けてくれたらなぁ……」


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