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第15章 出張編　イツキと遊ぼう！

先にドラッグストアで用事を済ませる


貼る湿布に、スプレー湿布、ついでに滋養強壮ドリンクも買っておく



商店街をブラブラしてるけど、あんまり子供が好きそうな場所は無いなぁ


カラオケ、パチンコ、酒屋、



自分たちが子どものときは模型屋とか駄菓子屋とかマンガの多い本屋とかたくさん有ったけどなぁ



あ、そうだ　　本屋に行こう



ふたりで本屋を探す



意外と無いもんだ


ようやく細い通路だけの本屋を見つけた



昔からある個人商店の本屋さん




そこでイツキとあれこれ話しをする

もう絵本はいらないんだそうだ

かわりにまちがい探しの本を買う




買う前にパラパラ中身を見ておく



なるほど、これはおもしろそうだ




「イツキ、先にボクがまちがいの場所に丸を書いといてやるよ？」



「ダメーー！」



タマキとイツキ


これも間違い探しみたいな名前だ


手を繋いで帰る



なんとか４階まで上がって部屋に戻る



「またえらく買ってきたのね？
　栄養ドリンク？　なんでこんなオジサン臭いものを………」



「文句言わないの、さぁスプレーしてやるからスェットおろせよ？」




「何いってんの！？子供の前よ、やめてよ」



「勘違いすんな、スプレーしたら筋肉痛マシになるから！」



寝たままのタマキのスェットを下ろさせ、下は可愛いパンツだけにしてやる



「ああ、冷たい！　あ、クサイ！」



「文句が多いやつだな、ほら乾いたら脚をしまえ」



「イツキ、テーブルで一緒にまちがい探しやろう」




するとタマキはボクに抱きついてきて


「ありがとね」


と言った




そして





まちがい探しは後半がむずかしかった！！！