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レスさんとシンママちゃん【完結】
第2章 逆セクハラ対セクハラ合戦

「ジロウくんの彼女さんとか、浮気相手とか
どんなタイプ?」
「タイプかぁ、今までの人みんなタイプはバラバラだな
細身の人や、ぽっちゃりさんとか、
年上だったり、年下だったり…」
「なんだなんだぁ〜?? たくさん出てきたなぁ
やっぱりおっぱい大きいほうがいいでしょう?」
アキさんはぺったんこ胸なのでコンプレックスだ
いつも自虐的に自分の胸を鷲掴みしながらペチャパイをネタにしている
「あんまり、関係ないんじゃない?
小さい人も何人かいたけど、さほど気にならなかったけどなぁ~、本人は気にしてたけど」
「私みたいな人も居たの?
小さいどころか、ほとんど無いよ」
ぼくは車の中にあったウチワを持って、Tシャツの胸あたりをポンポン当ててふざけてみる
「大丈夫、大きさは一緒ぐらい」
「そんなんでわかるもんか!」
アキさんもクルマのドアポケットから何かを探してる
映画のパンフレットが入ってたらしく、アキさんは握ってた指を離してそれを丸めて棒みたいにした
それをぼくの股間にポンポン叩く
「彼氏さんのより小さいから止めてよ〜!」
とぼくが言うと、アキさんはゲラゲラ笑いながら
「知らないクセに〜!」
お互い相手の敏感な場所をポンポンと叩きあう
傍から見てるとバカみたいだが、重たい話題のあと明るくはしゃげるのがここちよかった
「どう? こうしてたら大きくなってきたんじゃないの?」
「そんなんで反応しませんよ!」
「そうなの?」
アキさんはパンフレットを離して、今度は素手でほくの股間あたりのズボンをポンポン叩く
「ちょっ、ちょっと!」
「なんだ、ほんとに大きくなってない
つまんない」
この人は何を言ってんだか……
「大きくしてどーする? ナマ殺しじゃないか
すぐ家に帰ってビデオ見ないとな!!」
「でも、大きくなってないからいいじゃない」

