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レスさんとシンママちゃん【完結】
第15章 出張編 イツキと遊ぼう!

次の日の朝、イツキを送り出したあと、部屋でまったりしている


たまに抱き合ってキスして、洗濯物を放り込んでるタマキを邪魔する



ベランダで干してるときも後ろから抱きついて邪魔をする



洗い物も終わり、TVの前で座り込んだタマキはいつの間にか眠ってしまった


ボクは畳んだ布団をもう一度敷き、タマキの手を取って布団に寝かせる

ボクも横に寝て、カラダを密着させながら音量を下げたテレビを見る



タマキはグウグウいびきをかいて眠っていた


つかれてそうだなぁ、と思った




ボクとセックスする時間があったら眠らせてやったほうが良かった



幸せな時間を見つけるたびに、


自分の行いが良くない事だと気付かされる



テレビを消して、タマキにくっつく

タマキはボクの方に向きを変えて抱きついてきた




今日のボクの役目は〈抱き枕〉だ



こんなボクでも、少しは役に立てたのだろうか





昼寝をするタマキの抱き枕は

任務をこなすために目覚めるまでずっと傍に居た








2時過ぎに元気なイツキが帰ってきた


3人で商店街を歩いて、食材を買い込む


意外と言ってはなんだが、ホントに主婦だった

ジャンクなものなど買わずに野菜や鶏肉、牛乳なんかを買っていく



ボクなら油っぽい惣菜やら、スナック菓子、炭酸飲料などを買い込んでしまいそうだ



3人でそれぞれスーパーの袋を持って商店街を戻る


イツキは意外と力持ちだ

野菜の入った袋を引きずらずにしっかり持ち上げてた


ボクはお米担当、いつもコレがタイヘンなの!とタマキが言った


「大きくなったらボクが持つよ」と言ったイツキは本当に偉い子だ


決してママを困らせたりしない




そんなイツキがこっそりボクにだけ1枚のプリントを見せてくれた


配布日は2週間前の日付だが、それは明日の土曜日、学校で参観日があることが書かれていた



平日ではない、て事はボクの時代なら父親参観ってやつだ


ママを困らせないイツキはプリントを渡せずにいたのだ


「ボクでもいいかい?」と尋ねると


イツキは真顔でコクンと頷いた



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