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レスさんとシンママちゃん【完結】
第15章 出張編 イツキと遊ぼう!


次の日


ボクとタマキは小学校の校門をくぐった



小学校ってこんなに小さかったっけ?


しかもクーラーついてるじゃん!!


テレビは薄型だし!!


あ、床も違う!ボクのときは節穴だらけでよく消しゴムとか落としたんだけどなぁ!!



めっちゃ綺麗だなぁ



帰りはイツキが出てくるのを待って、校門で写真を撮ってあげた


タマキとイツキが並んだり、笑ったり、抱っこしたりしてる写真を何枚も撮った



ボクとも撮ろうとせがむイツキだったけど、のらりくらりとかわして逃げた



ボクのことを記録する必要は無い


もう、すぐに出ていくんだから……




そのときの学校からの帰り道、ボクはふたりのカメラマンに徹した




学校だけでなく、大きな木の下や、路地裏

商店街や、あの川沿い


酒屋さんに寄って、イツキと親父さんのツーショットも撮った



タマキは「どうして知らないオジサンと撮るの?」と不思議そうな顔をしていた




タマキの不思議そうな顔を見るのは久しぶりだ


初めてボクとタマキが出会ったあの店で、

なかなかイケないボクが添い寝してくれ、とお願いしたとき、タマキは今みたいな不思議顔をしていた



まったく同じ表情をするから、ボクだけ笑っていた




帰りに3人で川沿いにあるリバーサイドカフェでお茶をした



「ここでママとジロウがお話ししたのよ」とイツキに教えていた




あの川沿いのコンクリートの花壇でも2人を撮った

「ここでジロウと初めて会ったの」
とタマキは嘘をついた



いや、合ってるかな


店であったときはタマキとジロウじゃなかった


この花壇で会ったときからタマキとジロウになったのだから



三人並んで歩くとき、イツキが真ん中でぼくらが挟み込むように手をつないで歩いてた


そのとき、「ねぇ、ジロウ!肩ぐるましてよ!」と突然お願いされた



園児だったらともかく、小学生のイツキを担げるかな?



川沿いの街灯に手を付いて、ボクはイツキを肩ぐるました


ボクは必死な表情だったと思う


イツキは笑っていて、タマキは大爆笑していた



「あー、お腹いたい、ちょっと待って!
 コレだけ写真撮らせて?」






これがボクとイツキの唯一のツーショットだった




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