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レスさんとシンママちゃん【完結】
第4章 レスさん、快楽よりも安心感

「また、前の岬のトコ行きますか?」


「いいけど……、もしかしてえっちな想像してるんでしょぉ〜?」


「っていうか……ここのコンビニ、人の出入りが多すぎて落ち着かないでしょ?」


ここは県境の山越え手前の最後のコンビニ

さらに言うと山の中腹にある高速道路の出口からは最初のコンビニ

普通の街なかのお店よりもかなり広い駐車場で、トラック専用のスペースもあるし、店内イートインも他より大きい

それもあってぼくらも寄りやすいんだけど、人通りはとても多い


「そぉねぇ……、ここでおしゃべりはね……
 気が散るわね
 お触りはもうシナいけど、それでも良かったら海のほう廻ってみる?」


「ハハハ、もうちょっとアキさんとおしゃべりしたいだけですよ
 それにえっちだけしたかったらホテルに誘います」



「ええ〜? 誘えるぅ〜? どうやって誘うのよ」


アキさんは余裕ぶっこいて笑ってます


ここはさらっと笑わせたほうがいいのかな?



「そぉだなぁ……ナンて言ったら口説き落とせるかなぁ…
 〈お願い!お願い!先っぽだけ!!〉」



「アハハハハ! バカだ、コイツ!」


「じゃあ、ちょっと待ってて、トイレ行って飲み物買ってくる」


「うーん、じゃあ私も入るわ、先にトイレ行ったら」


そう

岬のパーキングにはトイレが無いからね

あと……

万が一を考えて

おしっこしたあと、ウエットティッシュでキレイに拭いておいた

もしかしたら、ね


ついでにスキンも買っておこうか、というのは考え過ぎだよな、いきなりソコまではいかないか!


トイレから出て、入れ代わりにアキさんがトイレに入る

一応、男女別トイレなんだけど買い物カゴに自分の分の飲みものとたぶんぼくのぶんの缶コーヒー、それにスナック菓子が入ってた


お金払って、て意味じゃなくコレで良いんでしょ?て意味だと思う


ぼくはそのままお会計しようと思ってレジに並んだが、やっぱり引き返す


並び直してお会計が終わった頃にアキさんもレジ前にやってきた


もしかするとお会計した中にスキンの小さな箱を見られたのかもしれない


でもアキさんは何も言わなかった


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