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レスさんとシンママちゃん【完結】
第4章 レスさん、快楽よりも安心感

国道を走って、途中から海岸線のほうへ向かう


切り立った崖の縫うように曲がりくねった道が続く


曲がった先の岬の部分にクルマ数台の駐車スペース


次のカーブも同じように駐車スペース


そして、その先も……



田舎の地方なので他のクルマはほとんど走っていません



また駐車スペースに停められているクルマもありません




これが都会の近くの海岸線だったら絶好のデートスポットになってたかもしれませんが、残念ながら地方では人口も少ないし、若者たちも少ない

そして田舎の就寝時間は早い!



グネグネとカーブを過ぎていき、適当なところでクルマを停めます



窓を開けたら風は入ってくるんですけど、潮風は身体がベタつきます


エアコン効かせたまま、お話ししましょう


波の音もうるさいですからね



「……こないだ、私が早く帰った日

 ハルナちゃんと何かあった?」



お弁当をもらった夜のことですね



「少し事務所で座ってお話ししましたよ、

 あとお弁当いただきました!」



「ああ、何かお礼がしたいって言ってたのよ
 子どもちゃんがズボンとか汚しちゃったじゃない?
 はじめは洋服とかプレゼントしようとか言ってたんだけど、サイズだけじゃなくて好みとか有るじゃない? だからコンビニ弁当以外に何か作ってあげたら?とか話しをしていたのよ
 よかったわね」



「うん、久々に手づくり食べたわ〜!」



「食べて、話しをして終わったの?」



「うん、こどもの写メをたくさん見せてもらったぐらい」



「……」



「……」



「別にいいけど」



「……触ったりしてませんよ~」



「なぁんにも言ってないし!」



あら?  まさかの   ヤキモチ?


そんなわけないか!



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