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レスさんとシンママちゃん【完結】
第6章 レスさんとデート



帰り道



陽はまだ落ちていませんが、山の陰に入ると真っ暗です



明るい海側と、暗い山側を交互に拔けて



道の駅の場所



そしていつもの夜のデートで立ち寄る海岸沿いのパーキングエリアを通ろうかと言うとき



アキさんから



「せっかくたから寄っていく?

 もうそろそろ暗くなるし、

 誰にも見られないわよ?」



と聞いてきます




こないだの続きをしようとしているのでしょう



確かにそれもアリです




今日のスカート姿のアキさん、



笑顔のアキさん、


抱きしめたときのアキさん、



お尻を当ててきたアキさん、



あとささやかなお礼をしてきてくれたアキさん






とてもステキでしたから



ボクもたしかにそんな気分




ボクはどうしようかな、と考えながらジグザグの道を走らせていました





「あれ? 通り過ぎたわよ?

 どうするの? いいの?」



とアキさんはたじろいでます



ボクは黙って車を走らせます




いつものコンビニのところまで戻ってきました



高速道路のインターそば


駐車場はいつも満車です





そのコンビニの裏手




高速道路のインターのすぐそばはたくさんのネオン街




ラブホテルがたくさん林立しています




アキさんは何かを察して、うつむいてしまいました





でも




ボクはそれらもスルーして、一路アキさんの自宅のほうへ、街の方へ戻っていきます




アキさんはボクが運転している左腕に自分の腕を絡めてきました




「………今の、ちょっと緊張した………、


 わざと黙ってたんでしょ!」




「んん〜??」


ボクはわざと知らないフリをします




「絶対、連れ込まれる、と思ったぁ!」




「考えすぎですよ?」




「今日みたいなドライブのあとだもの、
 私だったらもう拒めないわ………」



アキさんはぼそっと小声で言いました



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