この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
レスさんとシンママちゃん【完結】
第9章 シンママちゃんのバスタオル
10分ほど待っててもなかなかアキさんはやって来ません
ようやく事務所に来たなと思っても、書庫の扉を開けては何やらゴソゴソしてます
「探しもの、見つからないんですか?」
「うーーん、 エリアの担当主任のジロウ君には言いにくいんだけど……、
夜間金庫の鍵が見当たらなくて……」
「昨日は?」
「昨日は私休みだったからハルナちゃんだったんだけど、今日は子どもちゃん熱が出て休みになったのよ
でもいつもは夜間金庫に入れてから店に戻って、鍵を置いておいてくれるから……
もうちょっと探してから、電話してみるね」
「うん、それとこっちからも話しがあって、
来週から10日間ぐらい出張があって、
こっちにまわれないんだよ、大丈夫かな」
「あ、そうなの? 10日間も?
こっちは大丈夫だけど…
どこまで行くの? クルマで行くの?」
「新幹線に乗っていくから、結構遠いよ
いっしょに来る?」
「行きたーーーい!! 旅行だーー!!」
「でも前ここを担当してた▲▲さんも居るよ?」
「じゃあ、行かなーーーーい!!」
アキさんは笑って事務室を出ていきました