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第10章 平和な日々

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吏生と付き合って5ヶ月くらい経つ。


大学での視線も最近は慣れてきたのか、あまり気にならなくなった。


吏生に彼女ができたというのは直ぐに大学中に広まって、それが珍しい事だと知った。


特定の女は作らなかったらしい吏生が彼女を作ったと噂され、來からはビックリされた。

蒼さんとは普通に話すようになったけど、私達が付き合ったことにビックリはしてなかった。


寧ろ「付き合うと思ってた」と言われた。


蒼さんも來もなんだかんだ優しいし、容姿も良いから彼女がいないのが不思議だったけど、理由は吏生と同じだった。


肩書きや容姿に目がくらむような人はやっぱりいい気はしないらしい。