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特別棟の獣
第11章 ストーカー
『百合?電話なんて珍しいね』
「ごめん…、講義中だった?」
『いや、蒼と話してただけだから大丈夫。どうした?』
「知らない人につけられてて…どうしよう…っ」
『どこ!?すぐ行くから』
「マンションの近くのコンビニ…」
『コンビニから出ないでね、すぐ行く』
吏生が来てくれる。
もう大丈夫……
とりあえずあの人達に近付かないように──
あれ……
いない………
私の思い過ごしだったのかな……
「きゃっ!」
やだ、やだっ!
思いっきり腕を掴まれたかと思えば、口まで抑えられ無理矢理コンビニから外へ出された。
チラッとレジの方を見て助けを求めようとしても、2人組だったうちのひとりが店員さんと何か話していた。
私の抵抗なんて無駄に終わり、路地裏まで引きずられるように連れてこられた。
「ごめん…、講義中だった?」
『いや、蒼と話してただけだから大丈夫。どうした?』
「知らない人につけられてて…どうしよう…っ」
『どこ!?すぐ行くから』
「マンションの近くのコンビニ…」
『コンビニから出ないでね、すぐ行く』
吏生が来てくれる。
もう大丈夫……
とりあえずあの人達に近付かないように──
あれ……
いない………
私の思い過ごしだったのかな……
「きゃっ!」
やだ、やだっ!
思いっきり腕を掴まれたかと思えば、口まで抑えられ無理矢理コンビニから外へ出された。
チラッとレジの方を見て助けを求めようとしても、2人組だったうちのひとりが店員さんと何か話していた。
私の抵抗なんて無駄に終わり、路地裏まで引きずられるように連れてこられた。