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特別棟の獣
第12章 嫉妬……?
「じゃあ親父、俺らは適当に飯食って抜けるから」
「あんまり百合ちゃんを振り回すなよ」
「分かってる。ではお父さん、大学卒業したら結婚の挨拶に伺いますので」
「待ってるぞ。いつでも遊びに来なさい」
「はい、では」
なに、この会話は………
吏生はご機嫌で「ご飯食べよ」と私の手を引いて歩いて行く。
「百合は何食べたい?」
「あ、あのローストビーフ美味しそう」
「ほんとだ。行こ」
吏生とケータリングの方へ行くと、見慣れた人がパクパクとローストビーフを食べている。
まさか……
「お兄ちゃん…?」
「おー、百合と吏生か」
お兄ちゃん…、いつから吏生とそんなに仲良くなったの…
「仲良いな〜いつから付き合ってんの?」
「お兄さんの会社のパーティーの時からですね」
「へぇ〜、あ百合、これ美味いぞ」
相変わらず食いしん坊なお兄ちゃんでちょっと恥ずかしいんだけど…
でも2人が仲良くしてるのを見るとちょっと嬉しい。
色んなものを摘んでいると、吏生がお父さんに呼ばれていた。
「百合はここにいて。お兄さんの側から離れないようにね」
「うん」
お兄ちゃんがいるのに、吏生がいなくなって少し心細い気がする。
いつも吏生が側にいてくれたから…
「あんまり百合ちゃんを振り回すなよ」
「分かってる。ではお父さん、大学卒業したら結婚の挨拶に伺いますので」
「待ってるぞ。いつでも遊びに来なさい」
「はい、では」
なに、この会話は………
吏生はご機嫌で「ご飯食べよ」と私の手を引いて歩いて行く。
「百合は何食べたい?」
「あ、あのローストビーフ美味しそう」
「ほんとだ。行こ」
吏生とケータリングの方へ行くと、見慣れた人がパクパクとローストビーフを食べている。
まさか……
「お兄ちゃん…?」
「おー、百合と吏生か」
お兄ちゃん…、いつから吏生とそんなに仲良くなったの…
「仲良いな〜いつから付き合ってんの?」
「お兄さんの会社のパーティーの時からですね」
「へぇ〜、あ百合、これ美味いぞ」
相変わらず食いしん坊なお兄ちゃんでちょっと恥ずかしいんだけど…
でも2人が仲良くしてるのを見るとちょっと嬉しい。
色んなものを摘んでいると、吏生がお父さんに呼ばれていた。
「百合はここにいて。お兄さんの側から離れないようにね」
「うん」
お兄ちゃんがいるのに、吏生がいなくなって少し心細い気がする。
いつも吏生が側にいてくれたから…