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特別棟の獣
第13章 痛む心
「どうしてあの子なの?」
「テメェに関係ねぇだろ」
「朝倉コーポレーションの娘だから?」
「それ以上言ったら女でも容赦しねぇぞ」
あぁ、やっぱりそう言われちゃうんだ……
私のせいで吏生が変に思われちゃうのは心が痛い…
でもだからといって吏生と離れたくない。
私だって吏生と一緒にいたいし、
吏生を好きな気持ちは負けない。
これ以上二人の会話を聞きたくなくて、トイレから出ると「百合、行こ」と吏生に手を引かれた。
そこに大学の人もいたけど、そっちを見ることなく歩き出した。
「テメェに関係ねぇだろ」
「朝倉コーポレーションの娘だから?」
「それ以上言ったら女でも容赦しねぇぞ」
あぁ、やっぱりそう言われちゃうんだ……
私のせいで吏生が変に思われちゃうのは心が痛い…
でもだからといって吏生と離れたくない。
私だって吏生と一緒にいたいし、
吏生を好きな気持ちは負けない。
これ以上二人の会話を聞きたくなくて、トイレから出ると「百合、行こ」と吏生に手を引かれた。
そこに大学の人もいたけど、そっちを見ることなく歩き出した。