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特別棟の獣
第14章 新学期
いつものテーブルに近付くと、吏生はもう来ていて私の分までご飯も頼んでくれてあった。
「吏生、お待たせ」
「そんな急がなくても俺も今来たばっかだよ」
吏生といれば他の人が近づいてくることもない。
そう安心してご飯を食べていた。
「講義どうだった?」
いつものように聞いてくる吏生に「今日は大丈夫そう」と言うと、「じゃあご飯食べたら一緒に買い物行こっか」と機嫌が良さそう。
最近は私の部屋に吏生が来るようになって、食材の買い物も一緒に行ってくれる。
平和だなぁ…と思っていると、隣のテーブルに誰かが座った。
吏生がいるから蒼さんか來かな?と思っていると…
「え、百合さんの彼氏ってもしかしてこの銀髪?」
………えっ!
まさかの玲生くん……
だ、大丈夫……?
吏生にそんなこと言って……
1年生だから吏生のこと知らないのかな…?
「何、百合この金髪と知り合いなの?」
「知り合いって程じゃ……」
「じゃあ何?」
「さっき学食の場所を聞かれたから…」
恐る恐る吏生の顔を見ると、玲生くんを睨んでいた。
絶対怒ってる……
「吏生、お待たせ」
「そんな急がなくても俺も今来たばっかだよ」
吏生といれば他の人が近づいてくることもない。
そう安心してご飯を食べていた。
「講義どうだった?」
いつものように聞いてくる吏生に「今日は大丈夫そう」と言うと、「じゃあご飯食べたら一緒に買い物行こっか」と機嫌が良さそう。
最近は私の部屋に吏生が来るようになって、食材の買い物も一緒に行ってくれる。
平和だなぁ…と思っていると、隣のテーブルに誰かが座った。
吏生がいるから蒼さんか來かな?と思っていると…
「え、百合さんの彼氏ってもしかしてこの銀髪?」
………えっ!
まさかの玲生くん……
だ、大丈夫……?
吏生にそんなこと言って……
1年生だから吏生のこと知らないのかな…?
「何、百合この金髪と知り合いなの?」
「知り合いって程じゃ……」
「じゃあ何?」
「さっき学食の場所を聞かれたから…」
恐る恐る吏生の顔を見ると、玲生くんを睨んでいた。
絶対怒ってる……