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特別棟の獣
第18章 女の深い嫉妬
「年末までの契約の会社、直ぐに切れねぇか」
単刀直入に言う俺に、親父は眉をひそめた。
「そんな簡単にはいかないぞ、ちゃんとした理由があるのか」
俺が見たことは全て話した。
詳しい事は玲生を呼んでいるからその時に俺も聞くことになってる。
「打ちどころが悪ければ百合は死んでた。殺人未遂だろ」
「学生の喧嘩と社会を公私混同する訳にはいかない。あっちも社員の生活を背負っているんだぞ」
「それは分かってる。無理ならもう百合に近づけないように警察に接近禁止命令だけでも出させる」
「お前がそんな言うなんてな」
「さすがに限界だ…」
項垂れる俺を見て親父は「明日一緒に行ってやる」と向こうの会社に出向く事を許してくれた。
単刀直入に言う俺に、親父は眉をひそめた。
「そんな簡単にはいかないぞ、ちゃんとした理由があるのか」
俺が見たことは全て話した。
詳しい事は玲生を呼んでいるからその時に俺も聞くことになってる。
「打ちどころが悪ければ百合は死んでた。殺人未遂だろ」
「学生の喧嘩と社会を公私混同する訳にはいかない。あっちも社員の生活を背負っているんだぞ」
「それは分かってる。無理ならもう百合に近づけないように警察に接近禁止命令だけでも出させる」
「お前がそんな言うなんてな」
「さすがに限界だ…」
項垂れる俺を見て親父は「明日一緒に行ってやる」と向こうの会社に出向く事を許してくれた。