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特別棟の獣
第19章 1年後──
〈百合 side〉
目が覚めると私はバスローブを着ていて、隣には気持ちよさそうに寝ている吏生がいた。
そう言えば…、昨日蒼さんに貰ったシャンパンを飲んだところまでしか記憶が無い…。
「吏生っ、起きて」
時計を見ると7時過ぎだった。
「んー…、百合起きたの…?早いね」
「昨日私いつの間に寝ちゃってた…?吏生が部屋まで連れてきてくれたの?」
「え、覚えてないの?」
「うん」
吏生はポカンとした表情で私を見ながら「2杯でそれか…」と呆れた様子だった。
やっぱり私何かしちゃったのかな……
「ごめんなさい…」
「あれは飲ませた蒼が悪いから百合が謝らなくていいよ」
「私迷惑かけた?」
「そんな事ないよ。可愛かっただけ。でもこれからはお酒飲むのは駄目だな、俺と二人きりの時はいいけど」
やっぱり私何かしちゃったんだ…
目が覚めると私はバスローブを着ていて、隣には気持ちよさそうに寝ている吏生がいた。
そう言えば…、昨日蒼さんに貰ったシャンパンを飲んだところまでしか記憶が無い…。
「吏生っ、起きて」
時計を見ると7時過ぎだった。
「んー…、百合起きたの…?早いね」
「昨日私いつの間に寝ちゃってた…?吏生が部屋まで連れてきてくれたの?」
「え、覚えてないの?」
「うん」
吏生はポカンとした表情で私を見ながら「2杯でそれか…」と呆れた様子だった。
やっぱり私何かしちゃったのかな……
「ごめんなさい…」
「あれは飲ませた蒼が悪いから百合が謝らなくていいよ」
「私迷惑かけた?」
「そんな事ないよ。可愛かっただけ。でもこれからはお酒飲むのは駄目だな、俺と二人きりの時はいいけど」
やっぱり私何かしちゃったんだ…