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特別棟の獣
第3章 お気に入り
〈吏生 side〉
あわよくばもう1回ヤリたかったんだけど、寝てるところを襲うのはさすがにね…
一応処女を無理矢理奪っちゃったし。
隣で規則正しい寝息を立てて寝てる子を見てイライラしないし、寧ろ頬なんて撫でちゃってるんだけど、俺どうしたんだろ。
いつもヤるだけヤッて部屋から出すのにこの子はなんだか他の女と違う感情が出てくる。
とりあえず水だけ買ってきてあげようかな。
あれだけ喘げば喉カラカラだと思う。
部屋を出るとドアの横で屈んでタバコを吸ってる來がいた。
「いいもん聞かせてもらったわ」
「お前趣味悪っ」
「あんな声で啼かれたら欲情するわ。次抱かせて」
「えーだめ、今寝てるし」
「名前は?」
「來には教えない」
少し不貞腐れながら自動販売機に向かう俺に着いてくる。
そう言えば話があるって言ってたっけ。