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特別棟の獣
第21章 北海道旅行①
「ねぇ百合、ここヌルヌルしてるけどお湯じゃないよね?」


後ろから回された手が秘部をなぞり、今にもソコに入ってきそう。


「あっ…、吏生、ダメッ……」

「なんで?欲しいからこんなに濡らしてるんでしょ?」


そこを撫でる手がツプンと中に入ってきて中を掻き回すように動く。


「んっ!あぁ………っ、は……」

「こら、声抑えないと外だから誰かに聞かれちゃうでしょ」

「だったら、指…抜いてっ……」

「ダメ。いつもより興奮するでしょ?誰かに見られちゃうかな?」


普通に考えれば分かる事だ。


声は聞こえてしまうかもしれないけど、外からは見られないような所に露天風呂を設置してあることくらい。


でも今の私の頭は正常ではいられないから、吏生の言葉を鵜呑みにしてしまう。


「吏生、出よ…ぅ?」

「まだ入ったばっかだよ?こんないい所に泊まってるんだからもっと楽しもうよ」


きっと吏生は違う意味で楽しんでる。

そんな吏生を全力で否定できない私ってなんなんだろう…
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