この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
特別棟の獣
第24章 生活の変化

そんな私は今日も夕食を作っている。

ビーフシチューを煮込みながらぼーっと時計を見ると、もう吏生が帰ってくる時間になっていた。


「百合~~ただいま、お土産買ってきたよ」


大好きな吏生の声が聞こえて私はトコトコ駆け寄った。


「またケーキ買ってきたの?太っちゃうよ…」

「これ新作だからって買わされたんだよ。会社の前にあるし、数回行ったら奥様にどうですかって声かけられるようになっちゃった」

「奥様って……」

「いい響きだよね。もう少しで本当に人妻になるし」


嬉しいはずなんだけど、吏生が言うとなんか変に聞こえるのは気のせいかな…


ケーキを冷蔵庫に入れていると、いつもは来ないのに吏生がキッチンに入ってきた。


「めっちゃいい匂いする。何作ってるの?」

「今日はビーフシチューだよ」

「マジ?百合が作るやつ美味いから早く食べたいんだけど」

「もう少し煮込みたいから先にお風呂入ってきて」

「はいよ。ビーフシチュー食べたら百合も食べていい?」

「駄目です」


こんなやり取りも最初は困っていたのに、軽くあしらえるようにもなった。
/287ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ