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特別棟の獣
第3章 お気に入り
「んんッ…!や、めっ…あっ…」
「お前エロい顔するな」
口内のあらゆる所を舌で犯されて、息の上がる私の顎を少し上げて目線を合わせようとしてくる。
私の顔がどんな顔をしてるかなんて分からない。
この人にエロいって言われても返す言葉すらない。
暫くするとまたキスを執拗くされる。
もう嫌………
2日続けてこんな目に合うなんて……
目尻からポロッと涙が零れるとそれに気づいたのか親指で拭われた。
それでも唇は離れてくれなくて、また頭がフワフワしてきて酸欠になる。
「鼻で息しろ、窒息するぞ」
「む……り……」
「なら苦しくなったら角度変えろ。それなら息吸えるだろ」
キスを辞めてくれればいいのに…