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ウンディーネの泉
第6章 長内家
 おいおい。二階にはミユが居るんだぞ!
 そう思いながらも男の生理現象の悲しさ。
 肉棒がムックリと頭をもたげる。
 三穂はキスを続けながら器用にバックルを外しズボンの前を開く。
 唇が離れると身体をずらしズボンとトランクスに同時に手を掛けて引き下ろす。
 トランクスは膝で引っ掛かったがズボンは足首まで落ちる。
 「ハアァ~。」
 甘い吐息と共に亀頭が熱い物に包まれる。
 先程まで俺の口内で戯れていた舌がチンポを舐め回す。
 旦那が単身赴任して以来浮気の一つもしてないとすれば二年ぶりの男性器だ。
 フンウゴ、フンウゴ。
 荒々しい鼻息を立てながら激しく頭を上下させてる姿は地獄絵図の餓鬼のようだ。
 浅ましい。
 そう蔑みながらも中年女の舌技に萎える事ない愚息に言い様のない苛立ちを感じる。
 嗚呼!苛々する!
 滅茶苦茶にしたい!
 どす黒い感情が腰から全身に沸き上がる。
 手を伸ばし小造な三穂の頭をガッシりと掴むと力任せに引き寄せる。
 グェ
 喉奥を亀頭で突かれて押し潰された蛙みたいな声が上がるが気にしない。 
 乱暴に頭を上下させる。
 グゥェ、ヴグゥエ。
 奇妙な音が響く。
 苦しい筈なのに三穂は逃げようともしない。
 むしろ積極的に舌を蠢かす。
 下品なオナホールめ。
 ヴィチ!
 頭の中で何かが切れた。
 三穂の肩を突き飛ばす。
 呆然と床に崩れ落ちる三穂の前に仁王立ちになる。
 と書けば格好いいが足首にはズボン、膝にはトランクスが丸まっているというみっともない姿だ。
 このままでは威厳もへったくれもない。
 「服を脱がせろ。」
 ドスを利かせた声で命じると三穂は足元に正座して恭しく足から衣類を抜き取る。
 靴下を脱がした時には汗臭で噎せかえる足の甲に軽くキスする。
 意外とマゾの資質があるのかもしれない。
 立ち上がりシャツを取り俺を全裸にさせると主婦の習性か再び正座して脱がした衣類を丁寧に畳みテーブルの上に置くと上目遣いでチンポを見ながら次の命令を待つ。
 「欲しいか?」
 「欲しいです!」
 唐突な問いに食いぎみの答えが返ってくる。
 「何が欲しんだ?」
 「一四様の立派なおチンポを三穂のクモの巣の張った厭らしいオマンコに挿入てズボズボして欲しいです!」
 スラスラと奴隷の台詞が出てくる。
 どうやら旦那はサディストだったようだ。
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