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人工呼吸器管理妄想記(超短編)
第1章 本章
シューシュー

「酸素が足りなくなってたな。わかる?そろそろ意識を取り戻してると思うんだけど。」

声が聞こえる

パートナーの声

ぼーっとする

さっきまで私を支配していた絶望の塊でさえ輪郭がぼやけている

「わかるかな。管を入れて人工呼吸器に繋げてから30分経ったよ。大丈夫。もう苦しくないでしょ?」

たしかに苦しくない

呼吸はできないけど、機械から空気が送り込まれているのがわかる

死んでない

「これがしたかったんでしょ?命が機械に預けられている感覚。自分ではどうすることもできない劣等感。どう?実現した感想は。」

あぁ、そうだ。
今、私は何もできないんだ。
呼吸さえ機械頼みなんだ。
無力感と劣等感。
それ以外にこの感情を説明する言葉はない。

「さぁ、ここからがお楽しみ。今は十分な呼吸ができる設定にしてあるけど、苦しいプレイ好きだもんね。生きていられるギリギリの呼吸の設定にして、虐めてあげるからね。」

呼吸が浅くなっていく

息をもっと吸いたいのに機械が空気を送ってくれない

苦しい

「さぁ、虐めてあげようね。」

足を開かれ、陰部に感じる吐息

チロチロと弾かれるクリトリス

苦しい中で感じるそれは、いつも以上に強烈な快感となって襲ってきた

すぐに大きくなるクリトリスと、自分でもわかるほどに濡れる膣

しかし、パートナーはクンニを続けるだけ

もどかしい

挿れてほしい

息苦しさと劣等感が感度を何倍にも引き上げてくる

あぁ、気持ちいい

今までとは違った幸福感

「どう?気持ちいい?あんなに生きていてもいいことないって言ってたけど、今もそうなのかな?違うよね。だってほら、こんなにも濡れてる。溢れてきてるよ。」

ヌッ

パートナーの指が入ってきた

まだ第1関節ほどしか入っていない

でも、もうイキそうだ

「あ。力が入っているね。膣の筋肉に薬は効かないもんね。そんなに気持ちいいんだ。まだ1cmくらいしか入ってないよ。このまま奥まで入ったらどうかるかな。」
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