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人工呼吸器管理妄想記(超短編)
第1章 本章
ゆっくり、ゆっくりと奥まで入ってくる
膣が引き締まる
一番奥まで入ったところで動きが止まった
体の中で感じる温かみ
あぁ、嬉しい
快楽の波が遠くからやってくる
と同時にいっそう息が苦しくなる
苦痛。快楽。無力感。幸福感。
いろいろな感情が織り交ざり、苦しみと快楽に溺れる
「いっていいよ。」
その一言に心と体が飲み込まれ、そのまま絶頂を迎えた
「ふふっ。可愛い。そんなに気持ちよかったの、うん?」
私は泣いていた
今までになく嬉しくて
幸せで
「どう?もう呼吸できるでしょ?そろそろ薬が切れるころだし、作用を減弱させる薬を使ったからね。」
幸福感に包まれた私はあまり聞き取れなったが、確かに呼吸できるようになっていた
「さぁ、もう終わり。管を抜くよ。落ち着いてゆっくり呼吸して。」
口から管が抜かれた
息ができる
苦しくない
私は泣きながらパートナーに抱きついた
「どう?こういう世界もあるんだよ。もう死にたいなんて言ってほしくないな。」
「うん。ありがとう。嬉しかった。初めて本当に幸せって思えた・・・。」
「それはよかった。」
「でも、世の中辛いことばっかだから、また死にたくなったらやってほしいな?」
「それはダメ。本当に死にかけたんだよ?」
「でも、生きるの辛い。」
「そうだね。不自由なことばっかだもんね。でも、死んだらさっきの気持ちも味わえないよ?頑張って生きろとは言わないけど、死なない程度に気軽にやってこ?」
「・・・うん。わかった。生きてみる。」
膣が引き締まる
一番奥まで入ったところで動きが止まった
体の中で感じる温かみ
あぁ、嬉しい
快楽の波が遠くからやってくる
と同時にいっそう息が苦しくなる
苦痛。快楽。無力感。幸福感。
いろいろな感情が織り交ざり、苦しみと快楽に溺れる
「いっていいよ。」
その一言に心と体が飲み込まれ、そのまま絶頂を迎えた
「ふふっ。可愛い。そんなに気持ちよかったの、うん?」
私は泣いていた
今までになく嬉しくて
幸せで
「どう?もう呼吸できるでしょ?そろそろ薬が切れるころだし、作用を減弱させる薬を使ったからね。」
幸福感に包まれた私はあまり聞き取れなったが、確かに呼吸できるようになっていた
「さぁ、もう終わり。管を抜くよ。落ち着いてゆっくり呼吸して。」
口から管が抜かれた
息ができる
苦しくない
私は泣きながらパートナーに抱きついた
「どう?こういう世界もあるんだよ。もう死にたいなんて言ってほしくないな。」
「うん。ありがとう。嬉しかった。初めて本当に幸せって思えた・・・。」
「それはよかった。」
「でも、世の中辛いことばっかだから、また死にたくなったらやってほしいな?」
「それはダメ。本当に死にかけたんだよ?」
「でも、生きるの辛い。」
「そうだね。不自由なことばっかだもんね。でも、死んだらさっきの気持ちも味わえないよ?頑張って生きろとは言わないけど、死なない程度に気軽にやってこ?」
「・・・うん。わかった。生きてみる。」