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イケメンの向こう側♡ 2
第10章 突然の訪問者
もう止めて・・・。
もう・・・。
もう嫌なの。
「沙帆・・・力になるから話を・・・・・」
ギュッと肩を掴まれた瞬間・・・・。
「触んないでッ・・・・////////////」
そう・・振り払った瞬間・・・。
淳君の指が眼鏡にあたって・・・。
下に落ちた・・・。
・・・・・・・・。
「やめて・・・本当に嫌なの・・・・アンタなんか沖縄でのんびり楽しく馬鹿みたいにやってたんでしょ???私は違う・・・苦しくて・・ずっと人を避けて生きてきた・・・」
・・・・・・・・ッ
「全部あの事件のせいで狂ったッ!!!!!」
涙が止まらなかった・・・・。
私は直ぐに奥の階段の方に行って屋上まで走った。
あんなバカみたいに楽しく過ごしてた奴らに・・・わかるわけない・・・・・。
私はあの日全てを失った。
自分が嫌だった。
誰にも会いたくなかった・・・・・。
もう放っておいてよっ・・・・・。