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イケメンの向こう側♡ 2
第16章 好きだよ


祐司side

沙帆をリビングの方に連れて行き・・・・。

「お茶入れるからソファー座ってて(笑)」

そう言うと沙帆は部屋を見渡し・・・・。

「前より凄く広い部屋だね・・・・・」

(笑)

俺はキッチンで紅茶を入れ・・・・。

「そうだね・・・・(笑)あの頃の部屋でも十分だったけどね・・・・・」

沙帆の方に紅茶を持っていくと・・・・・。

俺は沙帆の隣に腰を掛け・・・・。

ふぅ・・・と一回深呼吸した。

・・・・・・・。

「沙帆さ・・・(笑)怒らないで聞いてな???」

俺がそう言うと・・・沙帆はマスクを外し・・・・。

紅茶を飲み・・・・。

「どうしたの???」

(笑)

俺は、紅茶の湯気で曇ってる・・・へんてこな眼鏡を外し・・・・・。

「何ッ?????」

沙帆は慌てて俺から眼鏡を取り返そうとして・・・・。

「堂本君やめて・・・眼鏡返して・・・・」

俺はその眼鏡をテーブルに置き・・・・。

「沙帆・・・・うちの会社の病院行こう・・・(笑)」

沙帆の目の下は・・・。

火傷痕の独特な皮膚の引きつれ。

頬も同じ状態で・・・。

多分・・首も・・・・。

沙帆は目を泳がせ、何度も俺を見た。

「な・・・なんで・・・そんなの高くて・・・・」

(笑)

「俺が出す・・・・(笑)」

沙帆はまたジッと俺を見つめ・・・・。

「ダメッ・・・昔付き合ってたって・・それだけなのに・・・そこまで・・・・」

そう言って立ち上がりバックを抱えた。


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