この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イケメンの向こう側♡ 2
第4章 生きている
あの事件は・・・。
憲太さん達にうまいこと言われ動画撮影に応じた大学生が逆恨みをして放火。
亡くなったのは憲太さん一人だった。
一緒に居た若い男は煙を吸い一酸化炭素中毒で一度は危なかったが・・・。
一命をとりとめた。
夏休みも終わり2学期に入ったが・・・沙帆はまだ入院。
細江も何度も病院に行ったが沙帆には会えなかった・・・そう言っていた。
その内、毎日沙帆の病院に行くのは・・・止めたんだ。
諦めたんじゃない。
沙帆へのプレッシャーになると・・そう感じた。
その分俺はOHの仕事に集中するようになった。
毎日会社に出入りをし・・・仕事をした。
そして・・・。
クリスマス。
この日だけは、そう思い俺は沙帆の実家にプレゼントを持って行ったんだ。
沙帆の母親が出てきて・・・・。
「ごめんね・・・沙帆・・・私達とは話すようになったんだけど・・・・」
そう言われた。
沙帆に買った・・・。
ネックレスを渡し・・・。
「僕は・・・」
・・・・・。
「彼女を・・心から思っています・・・」
寒い日だった。
沙帆の母親は一瞬目を潤ませたが・・・息をのみ・・・。
「沙帆も・・・大好きだと思うの・・・」