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イケメンの向こう側♡ 2
第4章 生きている
胸が痛かった。
沙帆の母親は俺の顔をじっと見て・・・。
「よく・・夜中にうなされてるの・・・」
・・・・・・・。
「堂本君・・・て・・・呼ぶのよ・・・・(笑)」
・・・・・・・。
胸の奥が痛かった。
沙帆は・・・。
助けられなかった俺を・・恨んでるのかもしれない。
「沙帆は本当は・・逢いたいのよね・・・(笑)」
お母さんは俺の気持ちを察したかのようにそう言った。
その日は・・眠れなかった。
沙帆・・・・。
その後、何日か経って・・・・。
年末に沙帆の家を訪ねた。
・・・・・・・・。
沙帆の・・・。
大きな家は・・・。
人の気配を感じない。
ボーっと・・・家の門を眺めていると、隣の家の奥さんが出てきて・・・・。
「野瀬さん・・・昨日引っ越しされましたよ(笑)・・・なんかー・・お嬢さんのリハビリの為って言ってたかな・・・・」
・・・・・・・・。